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コラム
2020/06/30
倶利伽羅不動明王について
倶利伽羅龍神(倶利伽羅不動明王)について
龍が利剣に絡み、その利剣を剣先から呑み込もうとしているお姿。
この龍は黑龍と言い、不動明王が右手に持つ利剣の象徴(=不動明王の化身)ともいわれ、倶利伽羅龍神(倶利伽羅不動)とよばれる。
不動明王が衆生の煩悩や邪悪を剣で切り裂き、火炎で焼き尽くす極限の形相を現しているとされます。
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本昌寺所蔵の倶利伽羅龍神様は平成24年住職が大荒行第四行にて開眼いたしました。本昌寺のご守護神様の中では一番新しい神様です。
![](http://133.167.105.81/upload/tenant_2/f18a1131f88c9a5783acfa775f2012b7.jpg)
こちらは本昌寺倶利伽羅不動をイラスト化したものです。
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*妙法村正*
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刀匠村正唯一の重要美術品であり、妙法村正(みょうほうむらまさ)と通称され、 村正の作品中最も有名な一振りである。村正刃(刃文を表と裏で揃える)や箱刃といった村正の代名詞的な特徴が現れているだけでなく、地金も美しい傑作。また、倶利伽羅彫刻が見事で、表銘に日蓮宗の題目である「妙法蓮華経」が切られている。 日蓮の教えによれば、この五字に釈迦の智慧と能力が全て集約されているのだから、これを唱えるだけで成仏必然であると言われ、この代の村正は日蓮宗に帰依していたことを示すものである。 倶利伽羅剣とは、黑⻯であるクリカラ⻯王が巻き付いた灼熱の剣で、不動明王の智慧の利剣、つまりその鋭さでもって一切の煩悩を断ち切る降魔の剣の象徴。 倶利伽羅剣は、⻯王を精密に彫刻する代わりに不動明王の種子(シンボル)である梵字カーンで示したもので、日蓮宗の大曼荼羅御本尊でカーンが描かれるのと対応する。